引っ越しにあわせて買い替えようと思っていたベッド。
迷っていたのは山室家具の北の匠シリーズか、松本民芸家具のベッド 637型ベッド(タタミ)S です。
そんな2か月前、阪急百貨店の7階に入っている、くらしのギャラリーという倉敷のショップが松本民芸家具を扱っているという情報をキャッチしました。
そうするともう、やっぱり大好きな松本民芸家具がほしい!という気持ちがふつふつと!
私は普段、阪急ユーザーなので、値引きがきいたらいいな!
という、気持ちでのぞいてみたのですが、残念。ペルソナ、外商、どっちも割引ゼロという札がお店にかかってました。阪急ポイントカードのみ使用可能だそうです。
最近阪急さん、こういうショップまるごと入れて、値引きなし。みたいな展開多いような・・・切ない・・。
まあでもせっかく来たので阪急で買ってもいいやと思い、現在の畳ベッド仕様をマットレス仕様にできるかどうか、など問い合わせてもらいました。
すると、どうやら、畳ベッドの価格は346,000円なのですが、マットレス仕様にするとお値段は
さがるようなのです。最初想定してた金額より下がっちゃうと、心にぐっときますよね。。やっぱり。
しかし、阪急さんの対応が・・・たよりないというか・・・たまたまあたりが悪かったんだと思いますが、慣れない店員さんが対応。みたいな感じだったので結局は高島屋でかうことにしました・・・。高島屋はカード(割引ではなく8%還元)が使えるのもアドバンテージありますよね。(年会費ありのカードではありますが)
ベッドは、畳→マットレス対応で、特注扱いになりました。
私の場合、現在がフランスベッドなので、フランスベッドマットサイズ(ちなみにシモンズベッドも一緒のサイズです)1950×970です。
高さはマットによって違うと思います。
阪急で聞いたシモンズベッドサイズでの価格は、税抜き296000円+送料(不明)
に対して、高島屋からの見積もりは税抜き298000円+送料1000円(税抜き)です。
高島屋の方がなぜか高かったのですが、まあもうしょうがない。
ちなみに阪急で聞いた価格を伝えた上での見積もりです。(※2016年6月価格改定前の値段ですのでご注意ください)
で!納期2か月待って、できあがってきました。
じゃん!
感想・・・素敵だけど30万には全然見えない・・笑
高さ的には低くもなく高くもなくで使いやすい感じだと思います。
下に何か箱を入れて収納スペースにする・・とかいうのは無理かも。
個人的には、松本民芸家具の色と自分の部屋の床や扉の色がほぼ同じでうれしかったです。
あまり赤みは感じないダークブラウンでした。
私にとっての松本民芸家具の魅力といえば。
1.どっしりとした部厚みのあるデザイン
和家具的ニュアンスで、シンプルかつ重厚なデザインが特徴です。北海道民芸家具の方が洋風だと思います。和なのですが、今にも通じるモダンな雰囲気も持っています。
例えばこのヘッドボードの両柱材は、写真写りよりずっとどっしりとした重厚感があります。
2.ミズメザクラを主に使用
ミズメザクラってなんぞや?と思いませんか。
「ミズメ(Betula grossa)は、カバノキ科カバノキ属の落葉高木。ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)とも呼ばれる。樹皮や材観がサクラに似ていることから、ミズメザクラ(水目桜)とも呼ばれる。」(wikiより)
「アズサ」ってのはこの木の事をいうんですね。梓って名前の女性はいますが、植物っぽい響きではあるけれど、何であるかなんて考えたこともなかったです。でもヨグソミネバリって・・破壊力のある別名をつけられてるのね・・・。
カバってなんぞや?となると・・・。
「樺(カバ):木目の美しさでは桜や楢に劣るが、比較的安価であるので家具やフローリング材に、楢や桜の代用品として使用される。廉価な商品に使われることが多い。濃い目に塗装してウオルナットやチークの代用品としてもよく使用される。」(wikiより)
少し調べてみましたが、カバって木があるのではなくて、~カバって名前がついているっぽいです。
ダケカンバという種類のものが一番メジャーなようなので、カバ材というとそれなのかもしれないです(不明)
ナラに木目で劣る、とありますが、触り心地はナラより上だと思います。導管が少なく、表面がつるっとしまっててシルキー。ま。何が言いたいかって言うとカバって結構、イイよ。って話です。
3.手作りのよさ
職人さんが作っているので、将来的に壊れても修理がききます。
4.ウレタンではなくラッカー仕上げ
松本民芸家具は全部ラッカー仕上げです。ラッカーは通常8回かけると、サイトにはあります。
ただしラッカー仕上げは傷がつきやすく熱には弱いという欠点があります。なので熱いマグカップは厳禁。あと、化粧水なんかもテキメンダメです。猫のげろもダメです。
ですが!ウレタン塗装とは全然違う経年劣化の仕方をするのが魅力ですね。前の私のベッドはウレタン仕上げだったんですが、強いといっても傷はつくときはつきますし、そして汚くなっても味がでるということがありませんでした。
その点。松本民芸家具は確かに日焼けや傷、塗料ハゲなどで汚くはなるのですが、例え除光液をこぼして表面が白っぽくはげてしまったとしても、「汚いのも味」。・・・みたいな雰囲気を保っています。それに塗り直しもオーダーすればやってもらえるそうです。
5.色
ほとんどすべてダークな茶色です。今全然流行ってないですよね。こういうダークな家具。人の家でも見た事ないし。
たぶん。流行の無垢色なんかにするともうちょっと購入層が広がるんじゃないかなーと私は思うんですが、かたくなにこんな感じですね。
でも、わたしはこのこげ茶色がすごく好き。落ち着くんです。
ちなみに、「無垢色って作らないんですか?」って、一度聞いてみた事があるのです。
すると、「特注でできますよ」という回答。
ただし!という注意書きで。
ミズメザクラって赤い部分が白木に混ざる素材らしく、何も塗らないと赤っぽいところがまだらに入ってしまう家具になってしまうんだそうです。
勿論、それをわかってくれるお客さんもいるけれど、「これは困るよ!」ってなる人もいるらしく。。。
でも、それは困るよ!っていうお客さんにも、「要相談」で対応は考えてもらえるみたいです。ただ、そんな白木ばかりの素材は集めるのがむずかしいので、積極的には言っていない。ということのようでした。
あと、やはりカラー付のニスを塗らないとどうしても経年でくすんできたりはするとの話でした。これを聞いて私は「やっぱり白木じゃなくていい」という気がしたのでした。
私的にはこのベッド、奮発したので、大事に使っていきたいと思います。ヘッドボードにもたれるのはやめます・・・。
自己満足ですが、
買ってよかった。
ちなみにネジがありません。
木を組み合わせて、固定するのですがちょっと謎な部分があって。
運んできてくれた組立サービスの人と首をひねったのでした。今度高島屋にいったときに聞いてみたいとおもいます。
今のところ使用に問題はありません。
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