2019/07/15

映画 Girl 感想


映画の感想です。先日映画館に久しぶりにいってきました!

ネタバレしないと感想が書きようがないので全開ネタバレします。
見ようと思ってる人はUターン。




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トランスジェンダーのララはバレリーナを目指しているが
思春期の身体は女性になりきれないまま。苦悩や苛立ちを募らせ、最後は自分の男性器を切り落とすというストーリー。

微妙な話について、私は語るつもりも能力もないんですけど。。
映画のプロットというかストーリーというか、その辺の違和感について。

自分の体から男性であることの象徴を切り落としたからってすぐに
女性になれるわけじゃないですよね。
前張りしないでバレエが出来るメリットだけなんじゃあ・・・みたいな。。
ココだけ変にファンタジーっぽいんですよ。

ララの苦悩を若干テンポ悪くないか?と思うくらい丁寧に描いて、
ララの苦しさが、こちらにも後半、重くのしかかってきます。
途中で、あーもう、家にかえりてーな。と思ったくらい。
そこまでコツコツ書いておいて、最後それなんですよ。そんなことするか?それで万事解決できるもんなの?みたいなね。

しかも退院したララがさっそうと元気そうに街を歩いてるシーンで終わるんですけど。
髪切ってて。それってつまりバレエやめたって示唆ですよね。

待って待って。じゃあなんのためだったんだ?
足先血だらけになっとったんはなんだったのか。
バレエをやるために色々、犠牲にしてたんじゃないのか。
バレエやるからこそこんなにも体のことについてなやんでたんじゃないのか・・

いやいやこれは確かにバレエ映画じゃないんだろうけど。。。
苦痛に顔をゆがめて踊ってる姿しかなかったし、ハイライトの舞台には立てないし、
バレエ関係についてのカタルシスは全くないんですよ・・バレエについてどう思ってたのかってのは直接には語られない。基本的に主人公は日本人のシャイなコか?くらいの勢いで内心をしゃべりません。
ということで。。。個人的にはストーリーに違和感が・・・。

いっそ、バレエをやりたいからというところにとらわれていたが、そもそも
違うかったよね・・っていうオチなんだろうか・・
それならそれで1シーン、何か描いてほしかった気がします・・・トランスジェンダー云々より、バレエで成功したいコだと思って見てたから思い切り、
置いてけぼりになったんじゃないだろうか。

***

私が映画をあまり積極的に見ようとしないのは、こうやって物語の筋が腑に落ちないことが多いからのような気がします。
・・・・で?・・・・・え?・・・・なんで?・・・だから?
ってなる事が多い。
ちなみに、忘れるのでかいておきますがシネ・リーブル梅田で見てきました。
この映画館、何年振り?何十年ぶり?懐かしい感じが。。どの映画をここで最後にみたんだっけな。。そもそも映画を最後に見たのはいつ?何を?
***
(私信)Kちゃん、大森一樹監督と小汚いエレベーターの中で一緒になって、
会話したのって、どこの映画館だったっけ?あれは確かKちゃんと一緒にいった「kyoko」by村上龍監督 の帰りですよ。忘れたわ・・・。

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