言いたいことはヤシの実の中

この時期、母は通りすがりの見知らぬお客さんをがんがん庭に招きいれてきます。

褒められたらすぐ調子にのって「みていかれます？」と自分から言うもんで。。

前もちょっと書いたけど、本当は私は怖くてヤなんです。宗教の勧誘のためにバラを口実に声かけしてくる人もいるし。防犯的にもどうなんって思うところもあるし・・。

しかし母は私が文句を言っても、意に介しません。「私の庭だもん」の一点張り。

私も毎回のことにさすがに多少慣れてはきたのですが。。。

ところが、先日「ナニワノイバラを育てていたが枯れてしまった。

最近どこにも売っていない。挿し木をしたいので枝を譲ってくれ」という、見知らぬ人を

突然招き入れてきたのには、さすがに無言になってしまいました。

後から母に「さすがにちょっと勘弁してよ」と言うと、母は「いいじゃなーい」というおおらかな感じ。ちょうどその場に一緒にいた親戚が、「私、ご近所さんに、この花譲ってーって言われたときに、かぶるのが嫌でのらりくらり断ったら、母にあんたは意地悪ねーって言われたわぁ」と笑ってました。

確かに私は母に比べたら意地悪だし人嫌いです。でも、意地悪といわれようが、初対面の家の軒先にきて、突然差し穂をくれっていうのは結構非常識だと思うんですけど・・。

わかるよ？ナニワノイバラって旺盛で切ったからなんだって話ですけども。「ナニワノイバラくらいなら正直別にいいけど、ほかのものは育苗法の問題もあるから断ってね」と母には念押ししましたが、わかってんのかわかってないのか。

もし私がその場に遭遇して断るとしたらじゃあどう言うだろう？って考えてみました。

「よく言われるんですけどキリがないからお断りしてるんです、すみません。近くの園芸店で取り寄せできますよ」ぐらいの言い方かなって思います。

自分だったら絶対人に言わんな、やらんな。って事に遭遇すると面くらいます。

全然想定してなかったので、「・・・はい？何図々しいこと言うてきてはるのん？」みたいな表情をそのまま露骨にお出ししてしまいました。あーあ。