やりたかった景色の完成（バラ×バラ編）

地植え2回目の春を迎え、バラの反省とまいりましょう。
アブラハムダービーと、クラウンプリンセスマルガリータ。ウエルカムローズは、今年も褒められ度ナンバーワンの、癒し系ペア。
「この2本の色の取り合わせが、すばらしいですわねぇ～」ってのが褒められパターン。
もっと来年は交差して誘引予定です。今更当たり前の話なんですけど、どっちもイングリッシュローズでそろえたんで似てるんですよね。基本ディープカップで、巻き巻きで、繊細で、花形似てるし。

マルガリータのピークはわかりやすくって。5月8日ぐらいです。
この時はアブラハムが一番花が散ってちょっと汚い時期。アブラハムはだらだら咲きます。

アブラハムダービーが綺麗になったのは12日。
てっぺんが咲きそろったからかな。その代わり毎日結構散っていて花の数は日々それほどは変わりませんでした。
このころにはマルガリータはだいぶ散っています。

5月5日。
こうやって外から見ると去年よりは増えましたけど、（主にマルガリータが）まだまだだなぁって思います。来年はもっとこちら側、西側にも咲かせたいところ。

3色。アブラハムダービーと、クラウンプリンセスマルガリータとレイニーブルー

甘いけど少し陰りのある色を持つ、3本の組み合わせ。

レイニーブルーはですね。ブルーローズってかんじの、すうっとした良い香りがするんですよ。母は「蓮華みたい」っていいますけどね。
マルガリータは正統派のイヤミのない石鹸の香り。アブラハムダービーは少し刺激的なフルーツ香がくわわります。
それで、これのそばに鉢でおいてあるビオラ「イエローブルーウィング」が妙に良いすみれの香りなんですよ。なのでこのあたりに座るとめっちゃ良い匂いがまじりあって。ふわーーってなります。

レイニーブルーに、ペアってのはいないですけれど、こうやって遠目に重なる3色は素敵でした。。

今年からデビューの、ピエールドロンサール（右）×レオナルドダヴィンチ（左）のコンビ。

色が若いですよね～。ピエロンの隣は、バラ公園ならほぼ、アンジェラですけど、うちはもうちょい大人っぽい(と私は勝手に思うんだけど）ダヴィンチをチョイス。去年よりあまあま度がアップしてしまいました。
淡いピンク×濃いピンク
ピエールドロンサールの相方に濃いピンクは鉄板！

この2本は、メイアン同士で。ロマンチックな雰囲気が、似通ってるんじゃないでしょーか。ロマンチックっていうのかゴシックっていうのか。なんかこう・・・童話から抜け出てきたような雰囲気があるでしょう。両方。
（上二つの写真に、亡霊のように、そっと居るクレマチスミケリテを見つけた方はめざとい）

咲き方はちょっとこう、イングリッシュローズ組の西面より、線が太いというか。
花弁が分厚いというか。多少前を向いてる分、パワーがある雰囲気がしますよね。
まっ白い、すっきりしたシンプルな形のクレマチスで、横にぎゅんぎゅん伸びるやつ、ないですか・・この2つの間を渡すと、似合うと思うんですよね～。

西側は優しく、南側は乙女風にわけたつもりなんですけど。。。
母があまりに南側が乙女チックになって恥ずかしがってました。しーらね～～

とにかく、うちの家の前のこの道。人通りが非常に多いので。。口々にいろんな人がいろんなことを言って通るんですよ・・笑。庭にいたら全部聞こえちゃうんですけど・・。
その中でも言われているのが「この家、すごく色の取り合わせ考えてるよね～」ってやつ。いや。。皆、考えると思うけど・・欲望に負けることは確かにありますよね。

バラって洋服に似てるなと・・このシャツかわいいけど、、下に何着たらいいんだろ・・みたいなタイプのバラは買わない。とか。どちらかというと好きなバラよりも、使えるバラ。ってのをそろえていくのがセオリーだという気もします。。そっちのほうが結果、美しい。でも。自分が欲しいバラが、欲しいんだよねー！その折り合いじゃないかなぁと。思いますよね。。樹形とか、四季咲きであるかないかだとか、大きさであるとか、制限があるのがまた。

母が散った花がらの掃除をしていると、毎日4人ぐらいに声をかけられるといっていました。

すごいですね、綺麗ですねとか、楽しんでますとか、散歩コース変えてますとか、癒されてますとか、来年も楽しみにしてます。とか、とにかく色々とほめていただけるようで、先日にいたっては「隙間から拝見していいですか！」と赤ちゃんを抱えたご夫婦がこの道に現れ、「あがっていかれますか？」と見知らぬ方相手にオープンガーデンもどきまでやったといっていました・・。うちの母にそういう一面があったとは・・驚き。

通りすがりの人に話しかけられるのは主に母なんですけど、私は結構どう返したらいいのかよくわからないので、話しかけないでくれオーラを出していて、人見知り炸裂です。
宗教の勧誘の人なんか「バラ好きなんですよ。中のバラおみせいただいていいですか？」とか入ってこようとしますからね。いや、目的それちゃうやろ。という。

まーでも、ひと様に楽しんでいただけるってのはいい事ですね。
自分だけの楽しみってことでなくて、楽しみを共有する楽しさ？
うっかり、素人キラーの、ピエールドロンサールの可愛さにやられちゃって、つるバラ、植える人が増えたらいいなぁなんて、ちょっと目論んでいたりするんですよ。