2019/12/06

バラの施肥や消毒について一年を振り返る



バラの育て方についての今年の振り返りです。育てているのは、
・ナニワノイバラ・ジュリア・ホットココア・インドラ・ピエールドロンサール・レオナルドダヴィンチ・ドンファン・花の道タカラヅカ・アブラハムダービー・クラウンプリンセスマルガリータ・レイニーブルー・バタースコッチの、12本。

今年はナニワノイバラ以外に対して、消毒をほぼ週一ペースで行いました。大まじめに消毒をしたらどれぐらい黒点は防げるのか。バラの生育に差はあるのか。という事をテーマに、育ててみました。消毒期間は2019/3/16~2019/11/17です。

殺菌剤は以下のローテーション(年間使用回数制限は守れています)
・ベンゾイミダゾール系 トップジンorベンレート
・有機塩素系 ダコニールorオーソサイド
・EBI サルバトーレorベニカX
・有機銅系 サンヨール
・抗生物質 ポリオキシン
・アニリノピリミジン系 ベニカXファイン

はじめに結論を言うと、まあ・・こんなには消毒をしなくてもいい。という感想でした。
来年は2週に1のペースにしようかなと思います。毎週はさすがに面倒でした。そして体にも悪そう!(結構風向きの判断に失敗して頭からかぶってしまうんです・・)


<黒点病について>
ピエールとダヴィンチについては毎週消毒しているにもかかわらず夏の終わりには黒点病を発症・・・。ただし多少はマシだったと思います。
その他バラについては、ほぼ散布中は発症を押さえられたのではないかなと。ただし、11月に散布をやめたとたんに、花の道タカラヅカは黒点になりました。これまた反応がすばやかったです。レイニーブルーについては散布しないと確実に黒点にかかるのですが、散布していると完封できます。今(12月)になっても、ほぼ出ていません。
ただ、黒点は見た目が悪いだけで別にバラが枯れるというわけでもないので、放置したい人はすればいいと思いました。葉も落ちますけれど、光合成が鈍る・・とかいうようなものでもないかなと。特につるバラについては、旺盛なので正直、放っておいてもいいと思いました。見た目の問題だけですね。ちなみにうどん粉病については我が家は風の通りが強くほぼでないので、考えずに済んでいます。あと、そんなにうどん粉に弱い品種を育てていないというのもあるかもです。


<害虫について>
黒点はともかく。こっちはやっておくとメリットはある害虫対策。

使用薬剤は
スミチオン乳剤
オルトラン粒
ベニカR
ベニカ水溶剤
ダントツ粒剤
オルトランdx粒剤
モスピラン粒剤
フェニックス
ゼンターリ

ローテーションについては来年改善予定・・。月1浸透系+その他で2回ぐらいの使用度です。ヨトウムシについては完封出来た気がします・・ホソオビは多少出ましたが、見るのも気持ち悪いぐらいのサイズのやつには遭遇しませんでした。
まあでも、花芽を食べられたりが気にならなかったり、虫を箸で取れる人だったら、こっちの対策のほうが要らないという説も・・。

カミキリムシについては、根元にも薬をかけておけばよかったんでしょうけど。。カミキリ成虫が産み付けるころにはそんなことはやっていなかったので、結局はピエールに入り込まれてしまいました。(まだ退治できていません)そしてオルトランなどは毎月まいていたので、残念ながらカミキリ幼虫には効かないという結論になりましたね。。私が前に参加したバラの講習会では、根元にスミチオンを週一で潅水しておくと防げるという話をきいたことがあります。産卵のシーズンは6月~10月とのことですが、10月にカミキリ、私はみたことないので、実質6月~7月なんじゃないかなと。この時期毎週スミチオンを潅水することや、根元にカバーをつけたり、防除・忌避剤を塗る事はできないことはない。気もするので、来年はこの時期だけでも、集中的に対策をしようかなぁと思っています。。


<薬害について>
薬害は気を使ってもやはり夏場はちょっと出ました。バラによって出やすい出にくいの個体差があります。どの薬品でというのはまちまちでした。御覧の通り、ホットココアは夏は黒点なしでも、こんな感じになります。夏に弱い。

<施肥について>
追肥は2か月ごとにやってます。マニュアル通り。最近はまくだけが気に入って、
「マイローズ」にしています。匂いがなく、虫もあまりよってこないです。あげたらすぐに、シュートを出したりと、反応があるバラもありますね。ドンファンとか。ヅカもかな。寒肥や元肥は有機系(骨粉油粕リン酸など)でやるつもりです。ハイポネックスはなるべく毎週。と思いつつ結構今年はさぼってました。




<剪定について>
今年はつるバラは自由剪定という感じで、使えない方向だなと思ったらサクサク切ったり、てっぺんのほうは早めにカットしたり。古い枝は早々に切ったり。色々やってみました。結果。まあ特に問題もなかった感じです。特に、ラージクライマータイプの上方向の樹形のものは、どんどん切っても特に影響ないな・・という印象。
ピエール、バタースコッチ、ドンファンについては切りましたが、癌腫のピエール以外はシュートもそこそこでたので、今後もこれでもいいんじゃないかと思います。


<水やりについて>
うちは庭師の母がいるので、基本かなり水やりが多いほうだとおもいます。夏場は一日2回やれるし・・。
ということで、水枯れするバラはありません。。。地植えについても、夏場は毎日水やりしています。バラのスペシャリスト先生たちも、「甘やかしたらダメ」とかいろいろ言われていますし、私も水やりは少ない方が楽だとは思いますが、まあ甘やかせる自由時間がある人は甘やかしといたらいいんじゃないでしょうか。日当たりがイイ限りは、水やりすぎで枯れるとかはないです。







<癌腫>
今年はピエールで1本新たにでてしまいました。。廃棄は今は考えていませんが、来年の春は要観察。
去年癌腫になったジュリアはあまり調子はよくないです。こちらは植え替え時に判断します。

ハサミの消毒ですが、気まぐれにしかやっておらず、毎回母にそれを求めるのは難しいので、仕方がないかなと。。。
普段使っているのは「ビストロン」です。バケツで大きいスコップを消毒したいとおもったので、これの主成分の薬剤をamazonで買いました。用途がダメな気がするので名前は伏せますが。あとは、気休めですが木酢液うすめたものを毎週根本にかけています。

ということで長くなりましたが、今年の振り返りでした。

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