バラの苗が出始めましたね。
春に売れまくったんでしょう。買おうとおもったころには、関西の園芸屋ではすっからかんだったF&Gローズの「あおい」。ようやく発売になったので、相原バラ園さんでネット購入しました。
相原さんでは以前にもレイニーブルー、バタースコッチ、ダヴィンチを買ったことがあって。どれも今もすばらしく元気です。なぜ数多のバラ販売ネット業者からここを選んだかというと、サイトで癌腫対策をしているとかいてあった為です。癌腫なんてあっても大丈夫だよ。っていう専門家の先生方もいらっしゃいますが。樹勢が衰えるのは事実で、出ないにこしたことはないし、買うならなおさら。だと私は考えてるんで。。我が家で発症するならともかく、何がうれしくてお金はらってまで、癌腫菌を家にもちこまないとならんのだということです。
届いた苗です。感想。これは私が見た「あおい」の中で一番まとも。なんせ私が探し続けていた間の売れ残りのあおいは、酷いコンディションのものばかりで。
気になる点といえば根本めっちゃねじくれてるけど・・・。とりあえずもう少し大きい鉢に、植え替えましょう。
上手くいけばこういう花が春に見られるはず。
鉢から抜いて、土を落としている最中に・・・
ん??
何か年末のジュリアでみたような白い塊が・・・
念のため流水で洗います。。
うわ、まだ小さいですが癌腫。もいだら、ぽろっともげました。
ここ、根っこぶったぎってある?んですけど。その傷口をとりかこむように、癌腫が発生しつつあるかんじです。カルス?いや柔らかい・・・・
これもそうね。
思ったんですけど。バクテローズ処理したりして気を使っているバラ生産者から買うバラでさえこういう感じなわけですよ。。
いや・・過信は禁物だなと思いました。いつでも引きあたる可能性があるわけです。だから、買ったあとは、必ずすぐに引き抜いて根本チェック。水洗い。それができるのはやっぱり冬の大苗だと思うので、この時期買うのはおすすめでしょうね。開花株は来て早々に引き抜かないですもんね。
しかし、正直、今回裸苗ではないですが、まだ新しい土に植えたて感ありましたし、根のチェックなしで送ってくんのはまあまあツメが甘いと思いました。。私でも30秒ほどじっ・・と見れば、気づくレベルなんで。さすがにがっかりしたかも。。
油断してたので、そのあたりに土ばらまきましたわ・・・。新年早々また癌腫か!という。どこまでもつきまとい我が家への侵入をこころみてくる、この不治の病の細菌。おそろしいですね・・・。
ちなみに私がやっている消毒ですが、癌腫用の器具(ハサミ・のこぎり・掃除用の専用ブラシ)については風呂場で器具をお湯あらい(専用ブラシと石鹸でごしごし汚れをとる)→台所で熱湯をかけて消毒。少量のお湯でりん酸三ナトリウムでつけこみ(溶液は気になるので1回で使い捨て)→アルコールで消毒、タオルドライという感じです。
普通の、癌腫になっていないバラに使うハサミはブラシ&石鹸水洗いのあと、ビストロンかりん酸三ナトリウムを入れた瓶につけこみます。(瓶はジャム瓶と、ガーキンスの大き目のピクルス瓶を使っています)といっても母には毎回その作業を強制できないので、明らかに本格的に剪定するときはバラごとにやりますが、普段のハナガラ切りはもう仕方がないとあきらめています。
バケツやスコップについては正直やっていないのですが。これからは、例えば寒肥などの作業のおりにはしようかなと・・・面倒くさい・・。
ちなみに癌腫の原因となるアグロバクテリウムツメファシエンスは、14~30℃で生育し、適温が22℃、死滅温度は51℃。だそうです。根をお湯に入れたら表面についてるやつは死ぬかもしれないですね。
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その後、お店の回答としては代替の良い株がないので欠品扱い、返金します、癌腫バラは返送面倒でしょうから廃棄ください。とのことでした。癌腫保証してくれないところもあるとおもうので、してくれたことはうれしいのですが、、けど、健気なバラをハサミで切って、汚染土廃棄してって、ハサミ消毒して、ってそれも相当嫌な作業やなと思いつつ・・・・まあやりますけどね・・。なんだか最近、ついてないわ。って思った出来事でした。
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