2021/03/16

大谷石の剥離を修繕


大谷石(おおやいし)
軽石凝灰岩で、栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石材である。柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきた
多孔質故に風雨に晒される野外では劣化が早く、第二次世界大戦後はコンクリートに押された。特に民家の外壁に使われた場合、雨や雪を吸水して膨張を繰り返すことで劣化し、黒変、粉末状・板状の剥離を起こす(wikiより)

うちの庭はあちこちで、大谷石を踏み台にしているんですが・・・wikiにある通り、大谷石って非常に!もろいんですよね。。。
これは、祖父の家の塀に使われていたものですが、取り壊す寸前には、表面がぼろぼろと崩れてちょっと不安な感じでした。


その塀を解体するときにいくつかもらって、今は、踏み台として使っています。

軽いっていってもそれなりに重いです。。男性二人がかりぐらいの重さ。







2017年の写真。まだフレッシュな大谷石。

欠点は、この穴が多い特徴で・・カビとかコケとか発生しやすいです。要は黒ずんできますね。あとは、土汚れもつきやすいし、、穴にアリとかも住むし。。それに、日々踏んでいたらやっぱりもろさに拍車がかかる気が・・!



先日の雨のせいか、何もしてないのに表面が剥離して落ちていました。

・・・どうやってくっつけるのかしらこれ。石用の接着剤?と考えていたら、一つ近いものを持っていたことを思い出しました。









こちら。ナノシルバー コンクリート・レンガ ブロック用接着剤

花壇用のレンガをくっつけようと思って昔に買っていたのですが、結局使わなかった接着剤です。基本は、コンクリートと何かをつける。用途のよう。
ま。・・・レンガ同士がくっつけられるなら、いけそう。いけるんじゃないか?どっちにしろ、今、手持ちはこれしかないしな。と、やってみました。またとれたら取れた時に考えよう。


こんな感じです。割と固めテクスチャ。

表面の塵をはらって、ヘラでぬる。って説明書には書いてあるんですけど、大谷石は触れたらそれだけでボロボロ崩れるような状態。そのせいで触れないし、土も払えないしくっつきが見るからに悪そう!!と思いつつ、てんてんと厚めに接着剤を乗せて、ぶちゅ。っとくっつけました。


・・・・・。さすがにこれはすぐとれるな。って感じなので、隙間を埋めました。ひびに塗り込む感じです。意外と色が似ていたので違和感なし。

とれたところ以外のヒビもうめておきました。













完成。違和感なし。遺跡の修復みたい。。と思いながら。。

でも・・・多分見た目くっついているだけなので。。
あんまり端っこは乗らないほうがよさそうですね。別に、役目を果たしているので、悪くはないけどちょっと強度とか汚れ具合がなーって思ってます。でもこう劣化してるとデッキブラシでゴシゴシも怖いな。







横からの写真です。


腐食防止剤とかあるんだろうけど、そこまでするほどでもないし。という・・・。
ま。あまり気にしないようにします。

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