2023/10/17

今年の成長の記録(つるバラ)


来年の春の開花主力。シュートについて記録しておきます。

・ピエールドロンサール(シュートが出やすい素直なタイプ)
ピエールは旧枝からも結構咲くので、割と古い枝を長々と使ってしまいがちです。
とはいえ、花付きはさすがに落ちてはくるため、今年は古い太い枝を冬の誘引時に2本思い切って切りました。そうすると、しっかり反応して太いベイサルシュートが、2本出ました。
サイドシュートも2本出て、今年はなかなかイイ感じの成長です。印象としては、冬に古い枝を切ったら、その年にちゃんとシュートが出る素直なタイプ。シュートピンチすることも考えたんですけど、そこそこ育つと細かい枝もでてくるので、勢いをそがない方がいいかな。って勝手に思ってます。


・アブラハムダービー(枝が硬くてシュートが出にくい)
サイドシュート2本
アブラハムは去年出た細いベイサルシュートを誘引していたのですが、それが少し太くなって、そこから勢いのよいサイドシュートが出ました。しかもまた手前方向に・・・。なんとか、、無理やりにでも誘引したい。
上の方の枝は充実するのですが、基本的にはばんばんベイサルが出るタイプではないのと、切ったからといってすぐに新しいベイサルシュートをだしてくれないので、若干慎重になってしまいます。
5年育てて思いますが完全にシュラブで、つるバラとして仕立てるのには、むずかしさがあるなと思ってます。


・ドンファン(シュートが出にくい。放っておくと上ばっかり)

ドンファンは木立ちのでかい版みたいな樹形で、ほうっておくと上へ上へとのびて足元スカスカ。みたいになるバラです。
下に咲かせるには、段差剪定するしかないなと悟ったので、なんとか枝を増やす方向へ育て方を変えています。

が・・そもそもシュートが出にくい。今年はベイサルをなんとか1本出せました!でもこれも何年振り?みたいな感想。多少古枝を切ったので刺激されたかもしれないです。ピエールみたいな、古枝を切られるとよっこらしょ。と出すタイプなのかな。一応枝数増やしたく、シュートピンチはしたんですけど、もう少し下でやるべきでしたね。日和った。まあ枝数は増えたので、中段~上の方はクリアかな。右にまあまあのサイドシュートもでてくれたのでこちらは中段以下で活躍させようかと思います。

レオナルドダヴィンチ(枝替わりはするがシュートが柔い)

レオナルドダヴィンチは主幹根本が腐ってまして。。おそらくあんまり健康体とは言えない状況です。
とはいえ奇妙な角度でベイサルが出ました。このバラ、シュートが折れやすいので壁際に添わせるのは無理かな。。サイドシュートの方を大事に扱っていきたいところです。腐って穴があいてしまっている、主幹を落とせないか検討必要ですね。。このバラ、オベリスク仕立てとかよくみるんですけどよく曲げられるなあと感心します。私は、何回、折ったかこいつのシュートを・・・。。。


バタースコッチ(樹勢凄い・超絶頂芽優勢)

このバラは特殊で、、とにかく上にある枝が元気。という法則。
下はこのとおり沈黙してもう3年たちます。シュートが全くでない。サイドなしって書きましたが、上から出る枝はサイドシュートぐらいの勢いがあるものばかりです。

写真の、左の古そうな枝とか要らんのちゃうんって思うでしょ?でも、この古い枝から勢いのイイ枝が今も、出てるっていう謎仕様なんですよ。だからうかつに古い枝を切れない。こうやって、切らないからシュートも出ないのかもしれないですが、



でね・・裏みてください。表より全然元気なの。
3メートルくらい伸びちゃってます。

このバラは、だからこんな風に横に、延々と伸ばすのが本当はイイと思います。
バタースコッチのこういう仕立ては、実際には見たことないですけどね。

ここまで伸びたらいっそ、咲かせたらどうなるのか見てみたい気もします。しかし・・変な花壇に植えているだけなのですが、よくもまあこの葉っぱ量を維持できるなあと改めて思いますね。


レイニーブルー(伸びがおそいが、シュートがでやすい)

レイニーは、去年カイガラムシで調子を崩す・・というそんなことで?みたいな状況になりまして・・・主枝をだいぶ整理しました。

おかげで春は高さがなくていまいちでした。
その後、縦に育てようと思い。枝を立て気味に再セットしたところ。妙に元気を取り戻して、ちょっと前の旺盛さを取り戻した感じがあります。






ナニワノイバラ(樹勢強い、シュートもどんどんでる)

穴の開いていないコンクリの中に植えているわりにまったく根腐れとかないのかーい。というナニワノイバラ。強靭です。

今年はベイサルシュート2本でました。はるかうえまでのびてて引き抜くのすでに難しそう。適当に短くして使うかもしれないです。
ただ、ナニワノイバラ。シュートがでても下の方の位置で使うとあんまりその後生育はよくないですね。頂芽優勢です。

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ということで、一番今年成長がよかったのはピエールでした。さすが殿堂入り。

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