庭から見える距離にツバメが巣を作りました。
ここに昔住んでいた時も、このあたりにツバメが巣を作った記憶はありません。
というのは、この周辺はかなりのカラスの数なのです。線路内の鉄塔は縄張りです。
とにかく、一日中うろうろしていますし、集団で居ることもあります。
こんなところに営巣なんて、ヤバイなぁ~と思っていたのですが、こっちの心配にはお構いなく巣は完成し、6月14日ごろにヒナがかえりました。
電灯の上に巣をつくっています。屋根つき。
4匹?まだ目もあいていません。
私が見た襲撃は17日です。ツバメの警戒音(ツピ!ツピ!というカン高い声を出します)に気づいて巣の方を見ると、2匹のカラスがこの屋根の上に乗り、どういう風にアタックするか様子をうかがっている最中でした。
当然、ツバメの親はペアで、カラスに果敢に攻撃をしかけていましたが、(飛びながら頭をめがけて突っ込んでいきます)
カラスもうざったそうな顔はするものの、一度狙った獲物に対してはめちゃくちゃ
しつこいのです。一度ホバリングをして接近をしようといたと、見ていた隣のイトコがいっていました。
こんな感じに、機敏に飛び上がってダイレクトに巣をもぎ取ることも可能なようです。
これをやられたらアウトやろな~・・・電灯の上に作っているとはいえ、巣ははみ出しているのでコントロールが上手ければ壊せると思います。
カラス、超怖い。ちなみに人間が見ていても全く動じません。
カラスが多少動じるのは、人間が棒をもって(つまり届く距離に)近づいてきたときのみです。
何か肉質の物を食べている様子です。
知らなかったのですが、ツバメには仲間意識があるようで、ピンチには助け合いをするようです。近くに居るツバメも協力して参戦してくるため、チームプレーでの攻防になりました。最大時は5匹でカラスに攻撃をしていました。
近くにはスズメの巣もあり、そちらもカラスは狙っているため、スズメも混じっての応戦になります。
でもまーーーーカラスって絶対にあきらめないよね。
巣立ちまで20日といいますが、あと15日。一度目をつけたカラスの目をかいくぐって
巣立ちさせるのは、至難の業だろうなぁ・・・・と正直思ってしまいます。全滅もありうると思う。。
うちの母はツバメが好きなので、カラスが巣を襲撃しようとしているのを見た瞬間、ほうきをもってカラスをおっかけに走りだしました。
それで、通行人の高校生にすげーー不信な目で見られてました。。心臓がいろんな意味で痛いです。白髪のおばあさんが庭用な変な格好して、きたないホウキもって、走ってきて、あらぬ方向を見ながら、その辺を叩いてバンバン音をたてるんですよ。何も事情が分からない(カラスが見えていない)通行人からしたら、怖すぎる・・。気が狂ってると完全に思われてしまいます。。せめて傘にしてくれないかと頼んでみました。ホウキもって道路を走るより日常的な光景にみえないですか?・・・ダメか。。。
父は「本当に警察に通報されたらどうするの・・お願いだからやめてほしい」と渋い顔。
カラスは結局2時ごろから狙いはじめ、6時にねぐらにかえるまで、しつこく
何度も何度も狙いにきていました。その間ずーーっとツバメの親は応戦で、ヒナへの給仕をストップします。ヒナは普段はこんな風に口をあいて親を待っているのですが、カラスが周囲をうろうろしている間はずっと、巣の中で態勢を低くして伏せており、顔は見せません。
目も見えないのに賢いですね。。
カラスが帰ったということはわかるようで、親たちはそのあと餌やりを再開していました。
カラスはまた明日も来ると思います。この調子だと、飢えちゃうよ。。。それに水~金と雨予報なんですけど、一体どうなるんだろう・・・。自然界は厳しい・・・。
疲れたわね。という感じでカラスが離れた間に、少し休む夫婦。
愛鳥家の母を止めることはできないのですが、いろいろな意味でハラハラする6月となりそうです。わたし、働いててよかった・・・。
ホウキ持って走る母の姿も、カラスに食べられるヒナの姿も見なくてすむんで。。。
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