入院中、母からさっぱりビオラの写真が届かなかったのでわかってはいたのですが、、帰ってみて、ビオラがグダグダな状態だったので、母に「見舞いにこなかった分、お時間あったでしょうに、何をやっていらしゃったの?」的なイヤミを言ってみたところ、ハイポネックスをやっていなかったことも判明・・そりゃ咲かないですわ。
困ったのが種まきの株がしっかり育っていないと種取が難しい。
世話をしなかったので、今年の買ったビオラの総合評価はちょっと難しいかなって感じですが。逆にいうと難条件はみなおなじ。
一応ブランドビオラだけでもやっておきましょうか。。なお、種取袋や、スリッパ散乱は、ご容赦ください。余裕のない記録用なんで。
ウエタの天の羽衣は予想通り春に調子を上げるタイプのようで、今が綺麗です。
その代わり冬がな・・・・。。。。ほとんど戦力になってなかった気がします。。
それが許せるかどうかかと。
これもウエタの天の羽衣
同じものがない色展開ですが、このクリーム色のほうはハイポネックス切れ。って感じですね。。
見元 ピーチフラン
上と似たような花ですが、最終的な旺盛さはこちらが上。ただし、冬の沈黙っぷりは半端じゃなかったので、性質も似ています。多少徒長していますが茎が太いので、まだまだしっかり支えられそう。
私的、ヒラヒラ選手権においては、この花付きは優秀だと思いました。
スリッパ他すみません。
ゲブラナガトヨ ミステリアスバニー
これはですね、徒長してるのはありますが、花茎がながく華奢なので、そもそも、こういう感じの自由でナチュラルなビオラです。しかし色はいたって人工的(芸術的)という・・。
その方向性がなんとなくしっくりこなかったです。リピートはなし。冬は旺盛なタイプ。風に弱い。
ゲブラナガトヨ マリア
これもね・・徒長して乱れてもう終わりですが、冬は旺盛で、意外と頼りになるタイプでした。
色もすっごく繊細でね~・・・何とも言えない良さがあるんですけど。こうやって他のビオラと隣合わせに並べると、普通に地味というか・・埋没してしまうんで。もうちょっと主役級に、1つだけ玄関にお洒落に配置する。とかですね。そういう扱いの方がいいかと思いました。リピートは微妙。
シンジェンタジャパン カリフォルニアコレクション アイボリーオレンジ
この花はちょっと独特でしたね。まず、冬場は花首が短いので、上がってこず。。這うように冬をやりすごしてました。埋もれているだけで、咲くことは咲いてました。
春になってもこんもりしていません。が、徒長は全然してないので、もう少し咲きそうですね。
種はめっちゃ付けたがり。冬の評価が微妙ですが、このクリアな色は珍しいので、明るい雰囲気になるかと思います。
サトウ園芸 ローブドゥアントワネット。
まだいけるとはおもいますが、これ・・他の人のブログで同じような状態になってるのをみたけど、最初のころから形が悪くて、修正できなかったです。ピンチすべきだったんだろうか。。上に伸びすぎるというか・・徒長がはやい?難しさは若干欠点だなーって思いました。
リピートは微妙。価格が高すぎると思います。
ブランドビオラじゃないですが、愛しの「マンゴーアンティーク」
今年も可愛かった・・。安いし可愛いし性質いいし、良く咲くし、冬も春も常に、可愛い。
これ以上何があるってでしょう。来年も買います。願わくは良い株に出会いたい!それだけです!
モココ
このビオラも同じものがないタイプ。買った時より紫になってしまったのですが・・・性質はかなり優秀な個体でした。冬から咲いて、春まで綺麗。めちゃくちゃわっさり、はしないみたいですが。次出会えたらまたリピートしてみたいです。
松原園芸 ファルファリア no.6
これも優秀。最初から最後まで乱れないですね。。花がらも綺麗で、寒さで花びらがくしゃっと縮むこともなかったです。来年も買います。
サトウ園芸 ヌーヴェルヴァーグ
サトウさんとこと相性悪かったな・・って気もしますが、これはうまくいかなかったです。
株が固まったようになってしまって、花芽があまりあがらずそのまま徒長。種を最初につけてしまったのがいけなかったのか?
ちょっと理由はわからなかったので残念。
あと、花びらの感じがちょっとカスカスして和紙みたいな雰囲気なのもイマイチかなって思いました。
ローブドゥアントワネットもそうですが、分岐がうまくいかなかったというのでしょうか・・上のファルファリアの写真と比べるとよくわかると思いますが、元々、中心があまり突出していないほうが、ビオラとしての生育バランスは良いと思われます。
ももか ぶどう
イイ株だったので息切れ感はさすがにありますね。
しかしよく咲いたんじゃないでしょうか。さすが。
恐ろしいなとおもったのが花壇植えしたこちら。
ももか 白
見たことのないくらいの大きさになってました・・・。
横はブラックデライト。頑張った方だと思います。。
***
今年は色が魅力的な高級ビオラをメインに買ってみました。それについての、最終的な私の感想です。
今、ビオラの育種の人は花の色形をいかにめずらしいものにするかという事に注力している段階だと思います。でも、ビオラって一年草なんでね・・・所詮っていう言い方は悪いですが、その時期限りであるし、その分、冬の景色を盛り上げてほしいっていう期待を買う人には持たれている、「役割を持つ花」だと思うんですよ。
私は、すばらしい性質で長く徒長せず冬から春まで旺盛に咲く、+個性的な花・・・っていうのが、ビオラとしての最終あるべき姿なんじゃないかなと・・・。簡単にいっぱい長く咲いてなんぼなもん。ってことです。育種家の人は今そこを重要視はしていないかもしれませんが、私はその方向を期待してます。
私の場合結局は、来年も買いたいか否かってのは、よく咲いたなとか、育てやすいなとか、性質に対する評価が主だと、再認識しました。この期待値をクリアしないと、そのうちこういう高級路線もすたれるんじゃないですかね。バラだって今、美しさにくわえて性質、育てやすさ重視ですし。そーなるのが世の流れかなーっと。
以上、総括でした。
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